稚内母親殺害 動機弁護士に 「捨てた父」かばう母憎む
北海道稚内市で病院臨時職員の女性(46)が自宅で殺害された事件で、逮捕されたいずれも高校1年の女性の長男(16)と友人の少年(15)は8日、それぞれ拘置先の稚内署と天塩署で弁護士と2回目の接見をした。長男は、両親が4年前に離婚したことを巡り、事件の2週間ほど前に「父親に捨てられた」と母親に話したが親身に対応してもらえなかったことが殺害を決意した理由となったことを弁護士に話した。長男の具体的な動機が明らかになったのは初めて。一方、少年は「長男に利用された」と殺害を依頼した長男に対し、怒りを訴えていたという。
長男と接見した竹本康志弁護士によると、長男は小学6年生だった4年前に仲の良かった父親が何の話もなく、離婚したことを恨んでいた様子だったという。長男は以前から「父親に捨てられた」と繰り返し口にしていたが、その都度母親が父親をかばう様子だったことに不満を募らせ、事件の2週間ほど前に「あなたには関係ない」ときつい調子で言われた。竹本弁護士はこのやり取りによって「父への憎しみより、母への憎しみが強くなった」と推測している。